現在、株式投資の運用には数えきれないほどの方法がありますよね。
ネットには情報が溢れかえっています。どれを信じたらいいか、わからなくなっていると思います。
- 出来る限りリスクを減らして運用をしたい。
- 難しいコトはよくわからないから、簡単で手間がかからない方法がいい。
- さらにはリターンも大きければ…
成功の秘訣の前に、まずは「株式投資の基本」と「初心者がやってはいけない投資法」を説明します。
損をするのが怖いという方へ
資産運用で損をしたくない人が考えていること
資産運用で損するのが怖い…
という声をよく聞きます。
僕が資産運用を始めたのは30歳過ぎてからですが、投資とはギャンブルの一種で「もし損をして一生懸命働いて稼いだお金が減ったらどうしよう…」と思い込んでいたので、最初の購入は手が震えてたのを今でも覚えています。
銀行口座に預けていれば、100万円が50万円に減るということはないですよね。
ただ、資産運用の場合には、元本つまりお金が減ってしまうリスクはつきまとうため、そう思う気持ちは決して間違っていません。
しかし、実は損するのが怖いと思っている時が1番損をしているのです。
なぜ「資産運用をしていないことが1番損なのか」を、次章にて詳しく解説していきます。
資産運用をしていない人が1番損をしている理由
資産運用をしていない人が1番損をしています。
例えば、毎月5万円を利回り7%で運用して、30年間積み立てたとします。
このように30年間銀行に貯金していれば1,800万円ですが、資産運用であれば約6,000万円と、約4,200万円もの差になります。
30年後に1,800万円が1,500万円に減っていれば、その時初めて「資産運用をしたことで損をした」と感じるでしょう。
しかし、30年間銀行に貯金をしていて1,800万円のままだった場合に、もし資産運用をしていて4,200万円になったことを考えて、やっておけばよかったと思っても「損をした」と感じることはないでしょう。
何もしていない人はその情報を知らなかったり、実践していないので、「自分が損をしている」ということに気づけないのです。
失敗しない株式投資のコツ
失敗しようがない「コツコツ」投資
コツコツ(インデックス)投資はこれでけやればOK
分析必要なし
投資先は1~3社のみでいい
年1回のリバランス
手数料の有無・金額の確認
期限の確認
たった5つの購入ポイント
- 売買手数料が、無料かどうか
- 償還期限が、無期限かどうか
- 信託報酬0.2%未満の銘柄かどうか
- 純資産額100億円以上かどうか
- 投資先がS&P500または全米、全世界かどうか
「個別株」投資が、失敗しやすいワケ
個別株で、やらないといけないすべてこと
テクニカル分析
必要分散数は最低10~20社
月1回の業績確認(×10~20社)
決算書分析(×20社)
財務三票の完璧な理解
10個にもわたる分析項目
- 売り上げは、減っていないか
- 売上利益率(業態によるが40%以上)は、低すぎないか
- 営業利益率(業態によるが20%以上)は、低すぎないか
- 配当性向(50%以下)は、高すぎないか
- 自社株買い(基準は10年で1割)をしているか
- EPSは、下がっていないか
- 営業CF、フリーCFが下がっていないか。
- 配当目当てならば、緩やかながらも増配しているか
- 持続可能なビジネスモデルか
- ROEは、低すぎないか
株式投資の基本
株式投資とは
株式投資とは一言で表せば、株式会社の発行する「株式」を売買して、配当金などの利益を狙うことです。
株式市場について
株式市場(証券取引所)では、株を売りたい人と株を買いたい人が集まって、自由に株を売り買いできます。
株価はどうやって決まるのか
基本的に、買いたい人と売りたい人のバランスによって決まります。
買いたい人と売りたい人が、ちょうど均衡するような価格がその時点の株価になります。
そして、そこから買いたい人が多くなれば株価は上がりますし、逆に売りたい人が多くなれば株価は下がります。
最低限知っておかなければいけないこと
投資の基本的な種類
株式、債券、投資信託、不動産など、投資の種類についての基本的な理解が必要です。
株 式
安全性は低くても大きな収益性が期待できるのが「株式」への投資です。
「株式」への投資では、個別の会社に投資し、その会社の成長によって運用成果を得ることができます。
投資家は、会社の「株式」を、証券市場(証券取引所など)を通じて購入することで投資を行います。
債 券
収益性も少しありつつ安全性も高いのが「債券」への投資です。
「債券」とは、国や地方公共団体、会社などが発行している借用証書のようなもので、
満期時に受け取れる金額や、利子の金額などの条件があらかじめ決められています。
投資信託
「投資信託(ファンド)」とは、複数の投資家から集めたお金を、資産運用の専門家がまとめて投資・運用し、その運用の成果として生じた利益を投資家に還元する商品です。
投資信託は、株式や債券、不動産などの詰め合わせ商品であり、安全性を重視したものから収益性を重視したものまで、さまざまな種類があります。
リスクとリターンの関係
金融商品の「リスク」とは、「リターンが不確実である(予測できない)こと」を表します。
金融商品のリターンとは、「資産運用によって得られる収益のこと」です。
一方、金融商品のリスクとは、一般的な「危険なこと」「避けるべきこと」という意味ではなく、「リターンが不確実である(予測できない)こと」を表します。
不確実の度合い(振れ幅)が大きいことを「リスクが大きい」、小さいことを「リスクが小さい」といいます。
リスクにはいくつか種類がありますが、代表的なのは「価格変動リスク」です。購入した金融商品を換金する際の受け取り金額が、当初支払った金額を上回る場合もあれば下回る場合もあるということです。
ほかにも、金融商品によっては「信用リスク」や「為替リスク」、「カントリーリスク」などのリスクが生じる場合がありますが、その多くは価格変動リスクに結びつきます。
予算とリスク許容度の設定
投資に際して“どの程度リスクを引き受けられるか”が「リスク許容度」です。
リスクを取りすぎてしまうと日々の生活費まで失ったり、精神的に追い詰められたりする可能性もあります。
リスク許容度は一人ひとりの考え方によって異なりますが、「客観」と「主観」の両面から総合的に考えることが
大切です。
客観的な要素には、収入や資産額、投資経験、今後のライフイベントの数などがあります。
一方、主観的な要素は性格的なもので、例えば株価が下がると心配で眠れないといった場合にはリスクを取り
すぎないよう注意が必要です。
どの程度の値下がりなら、どのくらいの期間耐えられるかと具体的にイメージすることは、リスクと上手に付き
合っていくためのポイントです。
初心者がやってはいけない投資法
集中投資(個別株投資)
まずは集中投資とは、自分で企業を調べて直接買うという個別株投資と言うこともできます。
個別株投資は、株式市場で一つの企業の株式を購入することで、その企業の業績や成長性に基づいて投資利益を得ることを目的とした投資手法です。
しかし、初心者にとっては個別株投資は難易度が高すぎます。
企業のビジネスモデルを理解でき、決算書を読める程度の会計知識がなければいけません。
はっきり言って、個別株投資をしている人でインデックス投資のリターンを上回っている人をほとんどいません。
これは何も一般個人だけの話ではなく、ヘッジファンドなどを運営するプロたちも同様なのです。
それだけインデックス投資に勝つことは難しいです。
投資が好きで積極的な運用を楽しみたいという人以外は、インデックス投資を続けることが最適解になります。
ただ、それでも初心者は、まずは個別株投資ではなく分散投資から始めましょう!
ちなみに米国の個別株をやるにあたっては、以下の項目を最低でも10~20社調べなければなりません。
- 売り上げは減っていないか
- 売上利益率(業態によるが40%以上)は低すぎないか
- 営業利益率(業態によるが20%以上)は低すぎないか
- 配当性向(50%以下)は高すぎないか
- 自社株買い(基準は10年で1割)をしているか
- EPSは下がっていないか
- 営業CF、フリーCFが下がっていないか。
- 配当目当てならば、緩やかながらも増配しているか
- 持続可能なビジネスモデルか
- ROEは低すぎないか
用語 | 説明 |
売上利益率 | 売上高から売上原価を差し引いた「総利益」が、売上高の中でどれくらいの割合を占めるか。 |
営業利益率 | 一定期間における売上高と営業利益(売上総利益から販売費および一般管理費を引いた額)との割合。収益力に対して販売や管理費、一般管理費がどの程度影響したかを示す。 |
配当性向 | 当期純利益(EPS)にしめる配当金支払額の割合。 |
自社株買い | 自社の株式を取得すること。 |
EPS | 1株あたりの純利益。年間税引き利益を発行済みの株式数で割る。 |
営業CF(キャッシュフロー) | 本業による収入と支出の差額。 |
フリーCF(キャッシュフロー) | 営業CFから必要な投資などを引き、手元に残る現金のこと。 |
用語の意味が分からない人は
個別株投資をやめましょう!
短期売買
個別株の短期売買は、投資初心者にとっては非常にリスクが高く難しいものです。
情報不足
個別株の短期売買には、企業に関する十分な情報を持っていることが必要です。
しかし、投資初心者には、企業の財務状況や業績などを分析するための知識や経験が不足しています。
そのため、情報を適切に解釈できず、売買のタイミングを誤ってしまいます。
情報不足
個別株の短期売買は、リスクが高いということが言えます。
市場の動きや企業の業績によって、株価が大きく変動することがあるため、投資初心者は、リスク管理に十分な知識や経験が必要です。
しかし、多くの投資初心者は、リスク管理の方法を理解していないため、投資資金の大半を溶かしてしまいます。
時間と労力の必要性
個別株の短期売買は、時間と労力を必要とします。
株価の変動や企業の業績を追跡する必要があります。
しかし、投資初心者は、自分自身がリサーチを行うことができなく、情報を収集するために時間を割くことができない場合が多いです。
タイミング投資
最後はタイミング投資とは、
株価が割安になったタイミングで投資をして、大きな利益を得ようというものです。
これも初心者がやりがちですが、失敗する確率が高いです。
なぜなら、割高か割安かというのははっきり言ってプロにもわかりません。
現在水準が割高だと思って買えなかった人たちは、その後の株価上昇による大きな利益をつかみ損ねています。
このように割安になるのを待ってたら、いつまでたってもそんな機会が訪れなかったというのはよくあることです。
そして全然割安にならないからと思って、しびれを切らして買ったタイミングがちょうど大天井だったというのもよくある話です。
初心者は、かならず積立投資から始めましょう。
銀行や証券会社から勧められた商品
これは絶対手を出してはいけません。
なぜかというと、銀行や証券会社の利益の源泉はあなたが払う手数料だからです。
なので銀行や証券会社があなたにとってメリットがある商品よりも、あなたからたくさん手数料をとれる商品をすすめてくるわけです。
銀行マンや証券マンはプロだからという理由で、多くの投資初心者が彼らに騙されて手数料の高い質の悪い金融商品を買わされています。
彼らは金融のプロではなく、販売のプロなのです。
アクティブファンドでの運用
アクティブファンドは、
ファンドマネージャー(投資のプロ)が選んだ株式や債券などの投資先を組み合わせて、積極的に投資先を変更することで、市場の動向に応じて高い収益を目指す投資信託です。
アクティブファンドのファンドマネージャー(投資のプロ)は、市場のトレンドや企業の業績・マクロ経済指標などの情報を分析し、その情報に基づいて投資先を選択します。
アクティブファンドは、インデックスファンドとは異なり、市場平均や特定の指数に連動することを目的としていません。
そのため、ファンドマネージャーによってパフォーマンスが左右されることになります。
アクティブファンドには、
- 株式ファンド
- 債券ファンド
- ハイブリッドファンド
などがあります。
また、アクティブファンドには、投資先に関する情報開示が義務付けられているため、投資家はファンドマネージャーの投資方針やポートフォリオの構成を把握することができます。
ただし、アクティブファンドのデメリットとして
- 運用費用が高いため、運用成績が上がらない場合は投資家にとって不利益となります。
- ファンドマネージャーの判断ミスや情報収集不足により、投資先の選定ミスが生じる場合があります。
- ファンドマネージャーの運用方針によっては、マーケット全体が好調でも、ファンド自体の成績が振るわない場合があります。
メリット以上にデメリットが大きいのがアクティブファンドの特徴です!
世界の経済をけん引するFRBについて
FRB(米国連邦準備制度理事会)とは
FRB(米国連邦準備制度理事会)とは、アメリカ合衆国の金融政策を決定する独立した機関です。
FRBは、米国連邦準備銀行(FRB)を通じて、米国の金融市場を管理し、米国経済を安定させるために活動しています。
FRBは、米国の金融政策を決定するために、米国連邦準備銀行の議長、7人のFRB理事、および12人のFRB地域銀行理事からなる理事会を設置しています。
FRBの機能には、以下の4つがあります。
・米国の金融政策を決定する。
・米国の金融市場を管理する。
・米国経済を安定させる。
・米国連邦準備銀行の議長、7人のFRB理事、および12人のFRB地域銀行理事からなる理事会を設置する。
FRB(米国連邦準備制度理事会)による利上げ
FRB(米国連邦準備制度理事会)とは、米国の金融政策を決定する機関です。
FRB(米国連邦準備制度理事会)は、米国経済を管理するために、金融市場における金利を調整することができます。
FRB(米国連邦準備制度理事会)が行う利上げとは、金融市場における金利を上げることを指します。
金利を上げることで、貸出金額が減少し、貸出金額を抑制することができます。
FRBの利上げによって、以下のような影響があります。
- 貸出金額が減少する
- 消費者の買い物が抑制される
- 投資家が投資を控える
- 株価が下がる
FRBの利上げの影響 | 説明 |
貸出金額の減少 | 金利を上げることで、貸出金額が減少する。 |
消費者の買い物の抑制 | 金利を上げることで、消費者の買い物が抑制される。 |
投資家の投資の控え | 金利を上げることで、投資家が投資を控えるようになる。 |
株価の下落 | 金利を上げることで、株価が下がる可能性がある。 |
FRB(米国連邦準備制度理事会)による利下げ
FRBとは、アメリカ合衆国の金融政策を決定する中央銀行(Federal Reserve Bank)の略称です。
FRBは、経済活動を促進するために、金融市場における金利を利下げすることができます。
利下げとは、金利を低くすることです。
FRBが金利を低くすると、銀行は低金利で貸し出しを行うことができます。
これにより、企業や個人がより安く融資を受けることができ、経済活動が活発化します。
FRBの利下げの影響 | 説明 |
貸出金額の増加 | 金利を低くすることで、銀行が低金利で貸し出しを行うことができる。 |
消費者の買い物の活性化 | 企業や個人がより安く融資を受けることができ、経済活動が活発化する。 |
おさえておきたい金利と株価の関係
金利と株価の関係とは、金利が上がると株価が下がり、金利が下がると株価が上がるという関係です。
金利 | 株価 |
上がる↑ | 下がる↓ |
下がる↓ | 上がる↑ |
株価と金利には、大きな関係性があるよ!
まず、株価とは、企業の業績や将来性に基づいて、市場における価値を表したものです。つまり、企業の収益性や将来性が高ければ、株価は上昇する傾向があります。
一方、金利とは、お金を借りた時に支払わなければいけない利息のことです。金利が高いと、お金を借りることが困難になり、企業が資金調達するための費用が上がるため、企業の業績が悪化する可能性があります。
これらの情報を考慮すると、一般的には、金利が低いと、企業が資金調達しやすくなるため、株価が上昇する傾向があります。また、金利が高いと、企業の業績が悪化するため、株価が下落する傾向があります。
ただし、株価と金利の関係には、時期や状況によって異なる場合があります。そのため、投資にはリスクが伴いますので、適切な情報収集や投資アドバイザーの相談が重要です。
金利が上がると、なぜ株価が下がるのか
株価が上下する理由は様々な要因がありますが、金利の上昇が株価に影響を与えることがあります。
一般的に、金利が上昇すると、銀行などの金融機関が貸し出し金利を引き上げる傾向があります。
簡単に言えば、銀行金利が50%だとしたら、
僕は銀行にお金を預けます!
これにより、企業や個人が借り入れるコストが上昇し、投資や消費などが減少する可能性があります。
また、金利が上昇すると、投資家は債券などの金利に連動した安全資産に投資する傾向があります。
これに対し、株式はリスクが高く、将来の利益に期待して投資するため、金利が上がると株式への投資が減少する可能性があります。
以上のような理由から、金利が上昇すると、企業の業績や経済情勢が好調でも株価が下落することがあります。
ただし、株価が必ずしも金利に反応するわけではなく、他の要因によって影響を受けることもあるため、投資においては総合的な判断が必要となります。
金利が上がるということ
金利が上がるということは、銀行が貸し出す金利が上がるということです。
これは、銀行が貸し出す金利が上がると、銀行が貸し出す金額が減少し、投資家が資金を銀行から借りることが難しくなるということを意味します。
株価が下がる理由
金利が上がると、投資家が株式を購入することが難しくなります。
株式を購入するためには、投資家は資金を銀行から借りる必要がありますが、金利が上がると、銀行が貸し出す金額が減少し、投資家が資金を借りることが難しくなります。
そのため、投資家は株式を購入することができず、株価が下がることになります。
金利があがると株式を購入しない理由
投資家が株式を購入しない理由として、金利が上がると、銀行が貸し出す金額が減少し、投資家が資金を借りることが難しくなるということが挙げられます。
また、金利が上がると、投資家は株式を購入するよりも、金利が高い銀行に積立した方が利益が高くなると考えることもあります。
株価が下がる影響
株価が下がると、企業は株式を買い戻すことができなくなります。
また、株価が下がると、企業は新しい株式を発行することもできなくなります。
これらのことは、企業が資金を調達することが難しくなり、企業が投資を行うことができなくなるという影響を及ぼします。
金利と株価のまとめ
金利が上がると、投資家が株式を購入することが難しくなり、株価が下がることになります。
なぜなら、銀行が貸し出す金額が減少し、投資家が資金を借りることが難しくなります。
また、金利が上がると、投資家は株式を購入するよりも、金利を積立した方が利益が高くなると考えることもあります。
株式を購入することで、投資家は長期的な利益を得ることができますが、金利が上がると、投資家が株式を購入することが難しくなり、株価が下がることになります。
知らないと損をする投資の用語集
全投資家が注目するFOMC (エフオーエムシー)
FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決定する会合のことです。
日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。
その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。
- FOMCでは、政策金利の引き上げや引き下げの判断をしています。
- その発表は世界のマーケットに与える影響が大きいのですが、市場関係者の予想との乖離があるかないかで、大きく違ってきます。
- 例えば市場が0.25%の利下げを予想しているときに0.5%の利下げが行われると、予想以上の結果ということで株価に影響が出たりします。
株価に影響を与えるFFレート (エフエフレート)
FFレートとは、フェデラル・ファンド(Federal Funds)レートの略称です。
連邦準備銀行(米国の中央銀行)に預け入れる無利息の準備金(フェデラル・ファンド)が不足している銀行が、余剰の出ている銀行に無担保で資金を借りるときに適用される金利を指します。
FFレートが成立する市場をフェデラル・ファンド市場といい、日本のコール市場に相当します。
米国は、連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、連邦準備銀行の準備金の需給を調節し、FFレートの誘導目標を変更することで、金融政策の決定をしています。
- 通常、米国の景気が拡大しているときには、連邦公開市場委員会(FOMC)はFFレートの誘導目標を上げ、減速しているときには誘導目標を下げます。
- 例えばニュースなどで、「連邦公開市場委員会(FOMC)はFFレートの誘導目標を2.00~2.25%から0.25%引き上げ、年2.25~2.50%にすることを決めました。」などと報じられた場合、アメリカは景気拡大が行き過ぎないように金融引き締めをしたということになります。
【超重要】経済に影響を与える金融政策
金融政策は、中央銀行が経済に影響を与えるために取る政策のことです。
主に通貨の供給量や金利などを調整して、物価安定や経済成長を促進することが目的です。
具体的には、中央銀行は金融市場において、金利や貸出量などの指標を調整することで、市場に影響を与えます。
例えば、金利を下げることで貸出が増え、消費や投資が活発化し、経済成長が促進されます。
逆に、金利を上げることで貸出が減り、インフレーションを抑えることができます。
また、中央銀行は資金供給量を調整することによって、経済に影響を与えます。
例えば、市場に流通するお金の量が多すぎると、インフレーションが起こるため、中央銀行は資金供給量を抑制することで、物価安定を図ります。
金融政策は、国の経済に対する影響力が非常に大きいため、中央銀行は慎重に政策を決定する必要があります。
投資初心者がまずやるべきインデックス投資
インデックス投資とは、株式市場や債券市場などの特定の市場全体の動きを追うように、特定の指数(インデックス)に連動する投資商品を購入する投資方法です。
例えば、日経平均株価やS&P500などの株価指数は、それぞれ日本やアメリカの株式市場全体の動きを表しています。
インデックス投資では、このような指数に連動するETF(上場投資信託)やインデックスファンドなどの投資商品を購入することで、市場全体の動きに合わせたリターンを得ることができます。
インデックス投資のメリットは、以下のようになります。
①手数料が安い
運用にかかるコストが非常に低いため、長期的な運用では高いリターンを期待できます。
②分散投資が容易
インデックス投資は市場全体の動きに連動するため、自分で株式を選ぶ必要がありません。また、1つのETFやインデックスファンドで複数の銘柄に投資することができるため、分散投資が容易です。
③簡単な運用
インデックス投資は非常に簡単で、市場全体の動きに合わせて投資するだけで良いため、初心者でも取り組みやすいです。
④安定したリターン
市場全体の動きに連動するため、個別の銘柄の急激な変動に左右されにくく、安定したリターンを期待できます。
ただし、インデックス投資にもデメリットがあります。
- 長期投資向けなので、短期間で利益を得ることが難しい
- 特定の銘柄を購入できないため、自分が好きな企業を選ぶことができないというデメリットがあります。
まとめ
初心者がやってはいけない投資法
- 集中投資(個別株投資)
- 短期売買
- タイミング投資
- 銀行や証券会社から勧められた商品
- アクティブファンドでの運用
独学で株をやっていた時は、上の3つに当てはまって痛い目をみました。