高配当株投資を始める前の必須準備
まずは、米国市場で株式を取引するための証券口座を開設しましょう。
口座を開設するには、証券会社に申し込みが必要です。
おすすめは、SBI証券か楽天証券ですよ。
株式投資には、資金が必要ですよね。
投資する前に、自分がどのくらいの資金を投資にあてることができるのかを決め、その金額を口座に入金します。
注意点としては、投資を始める前に生活防衛資金を貯めてから始めましょう。
高配当株を選定するためには、まずは自分の投資目的やリスク許容度を明確にし、それに合った銘柄を探しましょう。
一般的には、高配当株の選定には、企業の業績や財務状況、業界のトレンドや競合環境などを分析することが必要です。
株式を買う方法には、市場注文や指値注文、逆指値注文などがあります。
自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切な注文方法を選択します。
株式投資は、市場の変動によって投資価値が変化するため、定期的に株価をチェックしましょう。
これだけに注意すればいいので、米国の高配当株を始めることができますね。
米国株式市場は世界最大規模を誇ります。 主な取引所に、世界一上場審査が厳しいと言われているニューヨーク証券取引所や、新興企業 (ベンチャー向け)の株式市場であるナスダック市場があります。
代表的な株価指数は、世界的にも知名度が高い、 各業界を代表する工業株30週を対象とした「ダウ工業株30種平均」 や、 ナスダックで取引されている銘柄を全て算出した 「ナスダック総合指数」、「主要業種500銘柄で構成しているS&P500指数などがあります。
ダウ工業株30種平均よりも幅広い業界の株式で構成されています。
高配当株投資とは?
高配当株の定義は明確に決まっていませんが、一般的に配当利回り(一株当たりの年間配当金÷現在の株価)が高い株式を指します。
配当利回りは4%以上が高配当の基準とされやすく、もらえる金額も多いことから個人投資家の人気を集めています。
とはいえ高配当株で重視されるのは配当利回りの高さだけであるため、これだけで購入する株式を選ぶのは危険です。
株の購入時には株価や業績(事業内容)、成長性にも着目して株式を選びましょう。
高配当株投資のメリット・デメリット
高配当株投資は配当が高めの株式を買って保有するだけなので、銘柄選びを間違わなければ比較的手堅い投資法です。
配当を多く出す会社は、業績が悪化しなければ配当を減らしたり、ゼロにしたりする可能性は一般的に低い傾向にあります。
買った株は基本的に保有し続けるため、売りのタイミングを気にする必要もありません。アパートの大家さんの家賃収入のようなイメージで定期的に配当をもらえる、リスクの高すぎない投資といえます。
メリット
高配当株投資のメリットには、大きく4つあります。
- 高配当株投資のメリットは、安定した収入源
- 高配当株投資のメリットは、長期投資に適している
- 高配当株投資のメリットは、株価変動に比べると配当金は安定している
- 高配当株投資のメリットは、手間がかからない
高配当株投資のメリットは、安定した収入源
高配当株は通常、一定の収益性が期待できますね。
株式の保有中に得られる配当(インカムゲイン)が、高配当株に投資する最大のメリットです。
高配当株に投資する人のほとんどは、このインカムゲインが得られることを目的にしていることでしょう。
インカムゲインが得られることによるメリットは多数あります。
例えば、月々の収入に配当金がプラスされます。
生活費の一部を配当金で支払うことができれば、毎月のお金の負担を軽減することが可能です。
また、配当金を再投資することで元本が膨らんでいきます。
元本を大きくし、得られる配当金が増えていけば、毎月出ていくお金より配当金で得られるお金の方が大きくなる可能性もあります。
このように、労働以外の収入(不労所得)で自分を楽させることができる点が、高配当株の最大の魅力と言えます。
高配当株投資のメリットは、長期投資に適している
高配当株は、通常、安定した企業によって発行されています。
これらの企業は長期的に成功を収めており、それによって安定した収益性を提供することができます。
したがって、高配当株は、投資家が長期的な投資をするための適切な選択肢となります。
高配当株投資のメリットは、株価変動に比べると配当金は安定している
株式投資の難しい点は、株価が常に変動を続けていて未来の株価を予測することが困難である点です。
購入した銘柄の株価が上下するため、取引のタイミングが見極めにくく、将来の収益も予想しづらくなっています。
しかし、配当金については配当が減らされる「減配」のリスクは当然あるものの、ある程度安定していることがメリットです。
そのため、収益が安定し将来の利益を推測しやすくなります。
株価の上昇を狙う投資スタイルに比べて、安定して利益を狙っていけることが高配当株投資の大きなメリットです。
暴落時の心理的安定につながる
暴落時にある程度の安心感を持って取引できる点が、高配当株投資のメリットです。
株価が大きく下落すると「株価はいつ戻るのか」「このままもっと下がるのでは?」という恐怖を感じるケースが多いですよね。
一方で配当金については、株価が下落していて先が見えない中でも一定の配当(現金収入)があるという点で安心感が得られます。
もちろん減配の可能性はありますが、それでも株価の下落時に手元に現金が入ってくるのは非常に大きな安心感となります。
また、暴落時には高配当株を買い増しするチャンスと捉える人も多くいます。すでに紹介したように、配当利回りは「一株あたりの配当金÷株価」なので、株価が下落すると配当利回りは高くなります。
暴落により配当利回りが高くなった銘柄を購入するという方法も、高配当株投資ならではのものといえるでしょう。
手間がかからない
高配当株投資は株を持ち続けることが前提なので、取引の手間がかかりません。頻繁に売りのタイミングを考えたり、注文したりする必要がないのです。仕事や家庭で忙しい人でも取り組みやすい投資といえます。
デメリット
高配当株投資のデメリットには、大きく3つあります。
- 高配当株投資のデメリットは、減配リスクがつきまとう
- 高配当株投資のデメリットは、配当金にも税金がかかる
- 高配当株投資のデメリットは、売却益(キャピタルゲイン)を狙いづらい
高配当株投資のデメリットは、減配リスクがつきまとう
高配当株投資には、配当が減らされる「減配」や配当が無くなる「無配」のリスクがついてまわることになります。
配当金は企業の業績によって定められているため、業績が悪化して配当が維持できなくなるケースは実際にあります。
また、投資家の多くは配当金目当てで高配当株を保有しています。
そのため、減配が決定した途端に手放す投資家が増え、株価が大きく下落してしまうこともあります。
現在出されている配当金が、今後もキープされるわけではないことを予め把握しておきましょう。
高配当株投資のデメリットは、配当金にも税金がかかる
株式は売却によって得られる利益のほかに、配当金に対しても税金がかかります。
そのため、配当金を確認する際には、税引き後の価格をチェックするようにしましょう。
配当金に対する税率は20.315%となっており、支払いの際に源泉徴収されます。
受け取った時点で税金はすでに支払っていることになり、原則として確定申告は不要です。
確定申告をする場合には、総合課税によって配偶者控除の適用を受けたり、申告分離課税によって株式等の譲渡損失と損益通算をすることが可能です。
配当金の税制についても、しっかり把握してから取引を行いましょう。
高配当株投資のデメリットは、売却益(キャピタルゲイン)を狙いづらい
高配当株の株価値動きはゆるやかであるため、株価の値上がりによる売却益「キャピタルゲイン」を狙っていくことは難しいです。
景気が良くなり他の銘柄の株価が上昇している中で、高配当株の株価はいまいち上がらないというケースもあります。
配当金は出していないものの、株価が大きく上昇して利益が狙える銘柄は多くあります。高配当銘柄よりもトータルリターンが大きくなる銘柄もあるでしょう。
キャピタルゲインを狙える銘柄とインカムゲイン中心の高配当株をバランス良く保有することで、高い収益を狙っていくことができるようになります。
高配当株3つの基準
株主優待込み配当利回りが4%以上であること
配当利回りが4%以上の株だと、年間で株価が4%下落したとしても実質、損失は生じません。
投資額が少ないうちはあまり気にならない4%という数値ですが、 投資金額が増えるとボディブローのように効いてきます。
もし3,000万円の株式投資をしていた場合、年間120万円までは株価が下落しても実質的には損失を生じないことになります。
値動きが地味な高配当株は、 小型成長株のように短期間で2倍、3倍を狙うことは難しいと考える方もいますが、 高配当株でキャピタルゲインを狙うことも可能です。
無理して配当を出している企業でないこと
ときには、その年に得られた利益よりも多くの配当金を出している企業があります。
そのように、いわゆるタコ足配当をしている企業は、 いずれ減配する可能性が高いので避けましょう。
もし、 企業が減配を発表すれば、もらえる配当金が減るだけでなく、株価も大きく下落するかもしれません。
スクリーニングをする際に、 PER18倍以下などの条件を含めておくと、 タコ足配当企業を検索結果から除くことができます。
また、 配当金に特別配当や記念配当を含む場合は、翌年、 減配される可能性があります。
その配当金が普通配当なのか、特別・記念配当なのか確認しておくことも必要です。
投資先が同じ業種に偏らないこと
同じ業種の株の場合には、 どの株もよく似た値動きをすることが多くあります。
投資先の業種が偏ると、 その業界全体の景気が悪くなってきたときに、リスクを分散させることができません。
所有する株すべてが下落したり、 減配されたりすることもあり得ます。
できる限り、 幅広い業種の株を保有し、 ポートフォリオ内でリスク分散させることをお勧めします。
現在、 配当利回り3.5%以上を条件としてスクリーニングをすると、 住宅・マンション販売会社、 商社、 証
券会社が多く出てきます。
これら企業の多くはPERも低いため、割安なように見えます。
しかし、これらの銘柄は景気に敏感な業界であることを知っておきましょう。
高配当株に向いている人は?
高配当株は難しい投資ではないので、誰でも取り組めます。特に向いているのは、次のような人です。
投資初心者
高配当株の投資は株価の変動を気にしなくてもよく、投資初心者に向いた投資といえます。
同じ株式投資でも値上がり益を狙う場合、取引タイミングの判断は経験者でも簡単ではありません。
配当をもらう投資で株式の仕組みを理解してから、値上がり益を狙う投資に取り組むとスムーズに始められるでしょう。
投資に時間をかけられない人
高配当株は、忙しくて投資に時間をかけられない人も取り組める方法です。
毎日チャートを見る必要などはなく、基本的には株を買ってから「ほったらかし」にできます。
業績の悪化に注意は必要ですが、証券会社が提供する通知機能などを利用すれば決算情報も見逃さずにすみます。
手堅い運用がしたい人
高配当株は、値上がり益を狙う投資に比べるとリスクが低く、堅実な運用をしたい人に適しています。
リスクやデメリットはありますが、先述したとおり対策ができるものがほとんどです。
知識ゼロで始めるのはおすすめできませんが、最低限の知識を身に付け、この記事で伝えたデメリットに気を付けながら安定した収益を見込める投資といえます。
狙い目は増配株
増配株は、現状が高配当である必要はありません。
長期保有の間に、連続増配によって高配当化することを期待できるからです。
また、 増配するということは、持続的な増収増益が基礎となっています。
つまり、売上も営業利益もともに成長している、ということです。
このことから、株価も上昇し続けると期待できるのです。
結果的に、 増配株投資は、増配というインカムゲインと、株価上昇というキャピタルゲインと、 両方を狙える投
資手法なのです。
配当金のスクリーニング方法
高配当化する増配株を見つけるためには、配当金をスクリーニングすることから始めましょう
配当利回りは高いに越したことはありません。
しかし、買付時に配当利回りが高い必要はありません。
長期保有することにより連続増配で高配当化することこそ魅力だからです。
私は何年も連続増配しつつ、増配率(配当金が増える率)が高い銘柄が好きです。
米国株には、そんな銘柄がゴロゴロしています。
株主還元の意識が非常に強い米国の企業ならではです。
高配当株は次のどちらかです。
- 増配により高配当
- 株価低迷により高配当
ここで、 必ず①を選ぶ必要があります。
業績や財務状況が良く、増配されたことによる高配当が理想なのです。
また、原則として株価の値動きの要因は次のとおりです。
- 短期では需給 (地政学リスク、 政治リスクなどによる動き)
- 長期では企業価値 (業績)
長期で株価が下がるには、その企業になにかしらの理由があります。 そ
れは、 業績が悪い /業績が成長しないと評価されている / 人気がない (例えば、 ESG投資に反するという理由) などが考えられます。
業績が悪ければ目先は高配当でも、いずれ減配されます。
さらに、株価はずっと下がり続け、 配当金で儲けたつもりでも投資元本が棄損されます。
これを見極めるためには5年チャートを活用すること。
5年以上、下降トレンドの銘柄は買い付けしないことをおすすめします
増配率は、前年の配当と比較して、 本年の配当がどれだけ増加したかを示すものです。
もちろん、 この率は高ければ高いほど優秀だといえます。
たとえば、 毎年5%の増配を20年間継続していると仮定しましょう。
計算では、配当金(配当利回り)は2.65倍になります。
この場合、 投資時に配当金が年間100円だったとすると、20年後には配当金が年間265円になってい
るのです。
連続増配年数は、増配を何年間連続で維持しているのかを表しています。
もちろん年数が長いほど優秀であるといえます。
65年連続増配のP&Gや31年連続増配の花王のほかにも連続増配年数の長い銘柄はたくさんあります。
配当性向は、一株配当 一株あたり利益 (EPS) で計算します。
これにより、当期の利益、つまり1年間の純利益のうち配当に回しているのはどれだけかを知る
ことができます。
もしあまりにも高い場合には、 無理な配当をしていることになり増配できないリスクがあり (もしくは減配リスク)、 低すぎる場合には、 株主還元が充分ではないと判断します。
米国企業のなかには、無配、 つまり配当無しとして資金全額を事業にあてて成長を図る企業があります。
しかしその一方では、 株主還元を重視する企業は、 株主に対して最大限に報いようとします。
そのような企業の配当性向は40~50%が平均で、残りは自社株買いに当て、内部留保はしません。
日本企業の場合は、内部留保が多く、私はそこのところが少々不満なのですが、平均して配当性向30~40%を目安にしてくだ
さい。
高配当株の買い方
簡単2STEP
高配当株の買い方について簡単に説明します。
住信SBIネット銀行でドルを購入して外貨決済する方法が最安です。
高配当株は「個別株」か「ETF」がありますので、以下で説明します。
過去の配当を確認する
高配当株を選ぶ際は、現在の配当だけでなく過去の配当を確認しておくことが重要です。
配当金額は企業が定めているため、業績などによって左右されます。
現時点での配当金が高くても、「これまでの配当が安定していない(配当金額が多い時・少ない時がある)銘柄」という可能性があります。
高い配当を継続して行えているかを事前に確認しておきましょう。
また、記念配当にも注意が必要です。
会社の創業を記念して一時的に配当が増えたことにより、配当利回りが瞬間的に高くなることがあります。
通常の配当が安定しているかどうかをチェックしておきましょう。
米国株を安く買う方法
それは住信SBIネット銀行でドルを購入して外貨決済する方法です!
通常米国株を購入する際には円をドルに両替(ドル転)して購入します。
円貨決済の場合でも証券会社が自動でやってます。
その場合の為替手数料が1ドル=25銭かかります。
ただし住信SBIネット銀行では外貨預金を1ドル=6銭で可能です。加えて外貨積立すれば3銭まで安くなります。
資料はこちら
初心者おすすめ高配当株(米国株・米国ETF)
おすすめ米国株10選
おすすめの米国株を10社紹介します。
順位 | 銘柄(ティッカー) | 特徴 | 配当利回り |
1位 | AT&T(T) | 電気通信業界で最大手の企業 | 約7.0% |
2位 | Verizon(VZ) | 電気通信業界の大手企業 | 約4.0% |
3位 | Exxon Mobil(XOM) | 石油・ガス業界の大手企業 | 約5.0% |
4位 | Chevron(CVX) | 石油・ガス業界の大手企業 | 約4.0% |
5位 | Johnson & Johnson(JNJ) | 医療品・健康ケア業界の大手企業 | 約2.5% |
6位 | Procter & Gamble(PG) | 家庭用品・個人用品業界の大手企業 | 約2.5% |
7位 | Coca-Cola(KO) | 飲料業界の大手企業 | 約3.0% |
8位 | PepsiCo(PEP) | 飲料・スナック業界の大手企業 | 約2.5% |
9位 | McDonald’s(MCD) | 外食産業の大手企業 | 約2.0% |
10位 | Walmart(WMT) | 小売業界の大手企業 | 約1.70% |
おすすめ米国株ETF3選
おすすめの米国株高配当株はすべてETF(上場投資信託)です。
ETFであれば、1つに投資するだけで数十〜数百社の企業に分散投資が可能です。
銘柄の分析や、組み入れ銘柄のリバランス、リスクの分散といった初心者には難易度が高い作業を全部やってくれます。
ティッカー | 運用会社 | 経費率 | 直近配当利回り |
VYM | Vanguard社 | 0.06% | 2.78% |
HDV | Black Rock社 | 0.08% | 3.40% |
SPYD | State Street社 | 0.07% | 3.59% |
経費率とは、投資商品の運用に必要な経費のこと。
自身が投資している金額に基づいて自動で支払いされます。
VYM
VYMは、米国株式市場の高配当株式に投資する上場投資信託(ETF)です。
以下は、VYMの主な特徴です。
高配当利回り
VYMは、高配当利回りの株式に投資するため、現在の配当利回りは、S&P 500 Indexよりも高くなっています。
大型株式に投資
VYMは、主に大型株式に投資するため、より安定した収益を期待することができます。
ローコスト
VYMは、費用対効果が高い上場投資信託の1つであり、低コストで投資することができます。
長期的な投資に適している
VYMは、長期的な投資に適しており、分散投資のための基本的なポートフォリオ構成要素として使用することができます。
複数のセクターに分散投資
VYMは、複数のセクターに分散投資するため、株式市場全体のリスクを軽減することができます。
配当金の再投資
VYMは、自動的に配当金を再投資するため、長期的な成長を促進することができます。
DVY
DVYとは、iShares Dow Jones Select Dividend Index Fundの略称で、米国株式市場における高配当株式に投資する上場投資信託(ETF)です。
DVYは、ダウ・ジョーンズ・セレクト・ディビデンド指数に基づいており、高配当株式に投資することが特徴です。
以下はDVYの特徴の概要です。
安定した収益性
DVYのポートフォリオは、高い配当性と低いボラティリティを持ち、収益性が比較的安定しています。
多様なセクターの株式を含む
DVYは、エネルギー、金融、情報技術、不動産など、様々なセクターの高配当株式を保有しています。
低コスト
DVYの費用率は比較的低く、長期的な投資に適しています。
SPYD
SPYDは、S&P 500インデックス内の高配当株式に投資するETFです。つまり、高い配当を支払う株式を中心に組み入れています。
以下はSPYDの特徴です。
運用費用が低い
SPYDは、競合する他の高配当ETFと比較して、非常に低い運用費用を提供しています。これにより、投資家は低コストで高配当株式に投資できます。
分散投資
SPYDは、S&P 500インデックスに連動しています。つまり、投資家は500社以上の企業に分散投資することができます。
長期投資に適している
SPYDは、高配当株式に投資することで、安定したキャッシュフローを提供することを目的としています。したがって、長期投資家に適しています
高配当株のリスクヘッジ!8つの注意点
配当余力がない銘柄を避ける
高配当株だからとすぐに買うことは避けましょう。
会社が稼いだ利益以上の配当金を支払う「タコ足配当」の場合があるからです。
利益ではなく会社の内部留保から配当金を支払うことから、 持続は難しく、 翌期に減配されることが非常に多いの
です。
この場合は四季報で確認し、 買い付けしない判断をします。
配当余力がないタコ足配当銘柄は、 PERを18倍以下でスクリーニングして避けるようにしましょう。
特別利益によって増配されていないか調べる
配当の理由をしっかり調べることは重要です。
四季報をみれば、 特別配当なら 「特」、 記念配当なら「記」と記載されています。
日頃から四季報を読む癖をつけることをおすすめします。
配当の種別を確認する
配当の理由をしっかり調べることは重要です。
四季報をみれば、 特別配当なら 「特」、 記念配当なら「記」と記載されています。
日頃から四季報を読む癖をつけることをおすすめします。
過去の推移で増配傾向にあるか調べる
四季報で配当金をチェックして、 減配していないかを調べましょう。
配当金の方針は会社によってさまざまで、少しでも赤字になると減配する会社もあれば、 配当金を変えない会社
もあります。
できる限り減配しない方針の会社で、 増配基調にある会社を選ぶことが重要です。
景気の波に左右されず、利益を保っている会社を選ぶようにしましょう。
業績のブレが激しい銘柄を避ける
自動車や鉄鋼など景気動向によって業績が大きく変わる業界の株は、あまりおすすめしません。
いわゆる景気敏感株は、 現在業績が良く配当金を多く出しているとしても、不況時に赤字や減配となることも多いからで
す。
世の中の景気とは関係なく毎年順調に業績を伸ばしている企業を見つけて買うようにしましょう。
PER10倍以下、ROE12%以上なら積極的に買う
買い付ける際に参考となる指標には、PER、ROE、営業利益率、経常利益伸び率、業績計画超過率などがあります。
たとえば、PER10倍以下、ROE12%以上などを組み合わせてスクリーニングすると、投資に値する面白い企業がでてきます。
チャートが崩れているときに買わない(高値掴みをしない)
チャートが崩れているとき=たとえば、25日移動平均線を下回っているときなどの買いは慎重に行いましょう。
業界内で業績がイマイチだと知られているような会社の場合、 その株は少しずつ売られていき、チャートがずっと右肩下がりのままでいることもあります。
ナンピン買い 【※】や、下がってからさらに買い増しをすることは避けるようにします。
高配当株のまとめ
アメリカの高配当株に投資することは、安定した収入とキャピタルゲインの可能性を提供する方法の1つです。
少し長いけど、これだけは知っておいてほしい
アメリカの高配当株の投資に関する情報をまとめました!
- 高配当ETFは米国ETFの中でも人気の商品
- 高配当ETFのSPYDは、高い配当利回りが特徴
- 高配当ETFのVYMは多くの銘柄に投資していて、分散投資の効果が期待できる
- 高配当ETFのHDVは財務健全性が高い銘柄に投資している
最近はAppleやTeslaなど有名なアメリカ株に投資する方が増えてきています。
ただ、「米国株に投資してみたいけど、個別株はちょとハードルが高いな…」と思う投資家の方も多いはず。
そこで今回はSBI証券の年間ランキングを元に、人気の米国高配当ETFを分かりやすくご紹介しました。
よくある質問7選
- 月3万円の配当金を得るにはいくら必要ですか?
- 高配当株の利回りとは何ですか?
- 配当はいつ入ってきますか?
- 高配当株はリスクが高いと言われますが、本当ですか?
- 高配当株を売却するタイミングはどうやって判断すればよいですか?
- 高配当株を保有する期間はどのくらいが適切ですか?
- 高配当株投資をする場合、どのようにリスク管理をすればよいですか?
- 月3万円の配当金を得るにはいくら必要ですか?
-
月3万円(年間36万円)の配当金を得るためには、税金を考慮すると、年間でおよそ45万円の配当金を得る必要があります。
45万円の配当金を得るためには、配当利回り4%の銘柄に投資する場合、1125万円の投資元本が必要です。
- 高配当株の利回りとは何ですか?
-
高配当株は、株主に対して高い配当利回りを提供する株式です。
配当利回りは、企業が株主に配当として支払う年間の配当額を、株価で割ったものです。
たとえば、株価が100円で、年間配当が5円の場合、配当利回りは5%になります。配当利回りが高いほど、株主にとって魅力的な投資となりますが、高い配当を支払うために企業が抱えるリスクも高くなることがあります。
したがって、配当利回りだけで株式を選ぶのではなく、企業の財務状況やビジネスモデル、将来性なども考慮して投資を行うことが重要です。
- 配当はいつ入ってきますか?
-
配当金は、通常権利確定日から2~3カ月後に支払われます。
権利確定日が過ぎて、すぐにもらえるわけではないことを知っておきましょう。
- 高配当株はリスクが高いと言われますが、本当ですか?
-
高配当株には、一般的に高い配当利回りがあるため、投資家にとって魅力的に見えます。しかし、高配当株にはいくつかのリスクがあります。
- 株価の変動リスク
- 高配当株はしばしば収益性が高いことから投資家の人気を集めますが、時には利益を上げるために配当を削減することがあります。また、業績不振や市場の変動など、株価が下落する可能性があります。
- 業界リスク
- 特定の業界において、高配当を維持するために、企業が財務的に弱い状態に陥る可能性があります。また、業界自体に対するリスク(規制変更や技術革新など)があるため、業界リスクにも注意する必要があります。
- ポートフォリオの多様性のリスク
- 投資家が高配当株に偏りすぎると、ポートフォリオ全体のリスクが高まる可能性があります。多様な資産クラスに投資することで、リスクを分散することが重要です。
- 株価の変動リスク
- 高配当株を売却するタイミングはどうやって判断すればよいですか?
-
- 株価と配当利回りのバランス:高配当株には、高い配当利回りを提供するものが多くありますが、株価が下がりすぎると配当利回りだけでなく、総合的な収益率も低下することがあります。つまり、株価と配当利回りのバランスを見極め、収益率が適正であるかどうかを判断することが重要です。
- 業績と将来性:企業の業績が良好で将来性が高い場合には、長期的な保有を検討することができます。逆に、業績が悪化し、将来性が低い場合には、早めの売却を検討することが必要です。
- 相場環境:株式市場全体の相場環境も売却タイミングに影響を与えます。景気後退期などの相場が不安定な時期には、安定的な高配当株が一時的に株価が下がることがあります。相場環境を適宜チェックし、売却するかどうかを判断することが必要です。
以上のような要素を総合的に判断し、自分自身の投資目的やリスク許容度に合わせて適切な売却タイミングを見極めることが重要です。また、売却タイミングを見極める際には、投資アドバイザーの見解なども参考にすることができます。
- 配当株を保有する期間はどのくらいが適切ですか?
-
高配当株を保有する期間は、株式投資家の投資目的や投資戦略によって異なります。ただし、一般的に高配当株は長期間保有することが適切であると考えられています。
なぜなら、高配当株は安定した収益を提供するため、株価が短期的に下落しても、長期的には安定した収益をもたらす可能性が高いからです。
また、長期的に保有することで、配当再投資により複利効果が働くため、長期的なリターンが高くなる可能性があります。
ただし、短期的な投資を目的とする投資家や、市場の変動に敏感な投資家にとっては、高配当株の保有期間は短くなる場合があります。
また、企業の業績や市場の状況によっては、配当が削減される場合もあるため、注意が必要です。
つまり、高配当株を保有する期間は、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて適切な期間を選択する必要があります。
- 高配当株投資をする場合、どのようにリスク管理をすればよいですか?
-
高配当株投資には、以下のようなリスクがあります。
- デフォルトリスク:高配当を支払うために、企業が自己資本の利益を分配していることがあります。しかし、企業が困難に直面すると、配当を減らすか、中止するか、株式利益を支払わなくなる場合があります。
- 業績リスク:業績が低下すると、企業の収益力が低下し、配当を削減する可能性があります。
- 市場リスク:市場全体が下落した場合、高配当株も同様に下落する可能性があります。
安心して増やせる無料相談付き!
米国株の完全スタートガイドをプレゼント!
リンク先:公式LINEの友達追加ページへ
コメント